Message from the President
平成23年11月定時社員総会を経て、当学会の名称が変更となり、「一般社団法人国際口腔インプラント学会」(International Society of Oral Implantology)略称ISOIとして新たにスタートすることになりました。
私自身も、新たに気を引きしめ、学会のために不惜身命の気持ちで全力を尽くす所存です。学会として、少しでも会員の知識と技術の底上げを計る為に色々な角度からのセミナーを企画していくつもりです。
さて、昨今のインプラントを取り巻く医療の進歩には驚異的なものがあり、国民にも広く認知され普及してきていますが、その反面、医療事故・事件などが増えてきていることも事実です。学会としてもインプラント教育について今後は見直しの必要に迫られると思われます。そういった背景も踏まえて、改めて方針目標を改正しましたのでお話ししたいと思います。
- 開業医主導の学会として、他学会にはない特色を生かして、会員のために充実した活動を行ないます。
- 社会における、当学会の認定医の信用度を高めます。
- インプラント治療における医療事故発生を回避すべく、インプラントの手技のみならず、各分野におけるセミナー教育講演を企画し、会員の知識と技術の底上げを図ります。
- 歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、関連企業はもとより大学などの教育機関や他の学会とも積極的に協力関係を結んで活動範囲や内容を発展させることと、歯科衛生士、歯科技工士部門の認定制度の充実を図ります。
- 当学会の特色でもあるDGZIとの提携により、ExpertやSpecialistの資格取得を推進するとともに国際的なインプラントロジストを育てていきたいと考えています。
会員のみなさまや役員の協力のもと、実践していきたいと考えていますが、会員の先生が普段の自分の臨床を自己評価するだけで終わらず、会員発表、講演会、認定試験などに積極的に参加することで、スキルアップできる環境をつくり、患者さんに最善の治療を提供していただくことを願っています。
今後とも皆様のご理解とご協力をどうぞよろしくお願いします。
平成24年7月吉日
ISOI会長 杉山尚隆